#製缶板金,#板金加工,#溶接,#製缶加工,#オリジナル3S用商品,#Y-decl商品,#管理ボード,#産業用乾燥機,#薄物製缶加工

製缶板金・産業機械製造を手がける山田製作所。受注の7割を占める製缶・板金加工はもちろん、フィルム加工分野、医薬分野等で使用されている産業用乾燥機の製造等、気密性やデザイン性、短納期と顧客のニーズに応えるため、創業以来、たゆまない努力をしている。
同社には国内からはもちろん、海外からも見学者が殺到しているという。「見学者への対応はもちろん社員がすべて担当します。そのためには仕事を中断しなければなりませんが、それは問題ではありません。ロングスパンでは必ず社員個々の成長につながることなのです」と山田茂社長は語る。
では何が世間の耳目を集めているのだろうか。それは同社が熱心に進めている3S活動(整理・整頓・清掃)にある。工具一つ椅子一つに至るまで置き場所を決め、工場の隅々まで徹底的に清掃している。社員一人ひとりが、自分が主役であるという意識を持っていると山田社長。

例えば、ベテラン技術者の吉岡氏が主催する勉強会。吉岡氏は若手への技術伝承を自身の課題と考え、年間計画を作成。毎月2回昼休みを利用して、若手の育成に取り組んでいる。また新入社員には読書感想文の提出を求めるが、「一緒にやろう、という思いを伝えたい」と、感想文には同じ文章量のコメントを山田社長自らが書く。社員との信頼関係を大切にしたいという気持ちを行動で示しているのだ。

企業文化ともいえるこうした取り組みは大きな話題になり、しばしばテレビや新聞で取り上げられている。見学者の多さはその反響の現れだ。「当社は自主性を持った人間に成長できる企業を目指しています。企業文化こそ、私たちの最高の付加価値なのです」。多くの見学者を魅了する山田イズム。社を超えて広く浸透し始めている。

同社は顧客に満足を与えることを当然と考え、さらにその一歩先を重要視している。「信用の積み重ねが信頼であるように、満足の積み重ねが安心なのです」と社長が語る通り、同社が追求する真の顧客サー ビスとは、「安心」なのだ。そのために行っているのが、製造過程管理。作業の進捗状況を日々写真付きで顧客に報告する等、常に顧客とのコミュニケーションを充実させている。これにより願客に満足感を与え、顧客との間に一体感を生み出している。
顧客・社員・会社が共に歩み、成長している同社。今後ますますこの三位一体のフレームが、その強さを増すだろう。

プレス加工、板金加工、製缶加工から溶接、組み付け調整までの一貫加工。特にSUSの曲げ加工、溶接加工 等