展示ブース:北館1F 64

豊中計装株式会社トヨナカケイソウ

主要製品

配線多重伝送システム

パソコン監視計測システム

遠隔監視システム

代表取締役

小谷 勝也

事業内容

豊中計装(株)は、電気関連の接点信号やアナログ信号の監視、制御、計測をする場合に必要な電線、ケーブルを減らす省配線化の機器、システムの開発製作を得意としている会社です。豊中計装の機器、システムをお客様がご使用になる限りは、いつまででもサポートすることを企業理念としています。

製品・技術の紹介

当社の省配線システムで省エネ、省力化ができます

省配線の多重伝送(ユニバーサルライン)で工場、施設の情報の「見える化」

台湾新幹線

●ユニバーサルライン
電気の積算信号、接点信号、アナログ信号を1対(2本)の電線で混在して自由に伝送。
長距離、広域の多点の信号伝送を時分割多重伝送するもの。
ノイズに強い特色を買われて、台湾新幹線の変電所の監視にも使われています。

スマートパワー24

●スマートパワー24
ユニバーサルライン]をベースにさらなる省配線を実現。
DC24Vの電力を配信しながら、端末最大256箇所の個別監視、制御、計測を可能にしました。

多点温度計測監視システム

配線の簡単な ユニバーサルラインを使用した多点の温度管理システムで、最大2000点までの温度計測と温度監視と10年間の長期のロギングが可能。多重伝送を利用して2本の線のパラレル接続で多点の温度測定と監視、管理を行います。
時分割でポーリング(8箇所ずつ切り替)しながら最大2000点の温度計測が可能で、多点の計測であればあるほど配線費用のコストダウンになります。
特に-50℃~+90℃の範囲であれば高価な変換器等が不要。さらに繰り返し精度の非常に高いサーミスタータイプのセンサーを使用しているため、多点の温度管理がローコストで可能になります。

スマートパワー24

汎用の電線を使用したDC24Vの電源供給とデータ伝送が同時にできるシステム。2本の電線に電源と同時に接点制御出力情報や監視入力情報、アナログ計測情報を乗せることができるユニークなものです。
システムは「スマートパワー親局」と各種の「スマートパワー子局」で構成。使用する電線はVCTF、VVF、IV等どのような電線でも使え、また電源を供給しながら同一の電線で情報を双方向に伝送できます。
電力供給はトータルで最大30Aまで、5Aから5A単位で増設が可能。各スマートパワー子局の電源端子からは約500mAの電流の取り出しができ、接点監視情報の入力が最大256接点、接点制御の出力が256点可能です。広域に2本のみで電源を供給しながら、各種の監視制御が可能になります。

<メリット>
●電線の使用量や配管、ダクト等の使用量、スペースが節減できます!
●工事設計不要で追加、施工費用が大幅に低減でき工期が短縮できます!

キーワード

#配線 #多重伝送 #配線システム #多重伝送システム #監視盤 #遠隔監視システム #設備 #鉄道 #携帯電波 #省配線システム #ユニバーサルライン #個別監視システム #制御システム #監視システム #温度管理システム #汎用電線使用

省配線伝送の監視システム

業務内容: 少ない配線で複数信号の伝送が可能

豊中計装の多重伝送機器「ユニバーサルライン」は、少ない配線で複数の電気信号を送ることができる。業種は問わず、鉄道から生産現場、大型商業施設など各種設備のトラブルや温度監視といった信号を伝える監視システムに多く採用されている。ユニバーサルラインを用いることで、わずか2本の電線で最大256点のオン・オフ信号、最大2000点の計測信号を長距離でも送信可能になる。配線が大幅に減るため、工事コストも低減できる。

強み:電線を問わず長距離伝送が可能

一般的に伝送速度は大量のデータを高速に送るためメガ(100万)、ギガ(10億)と早くなる一方。ところが同社のユニバーサルラインの時分割多重伝送では、「あえて通信速度を抑えている」と小谷勝也社長は語る。変化を感知する遠隔監視では毎秒500ビット程度の情報量でも有益な情報となるからだ。伝送速度を抑える事は利点も多い。既設の電線が使用可能で配線形態も自由だ。電気的なノイズに強く、長距離伝送が中継器なしでも可能。システム導入後に点数を追加したい場合でも簡単に追加できるなどだ。ユニバーサルラインの設置は、ユーザー側で難なくできる。このため、同社で設置する事はほぼなく、遠方のユーザーでは、顔を合わせた事がないケースもあるという。

広がる用途:携帯電波網により遠隔監視

鉄道、高速道路、製造現場、大型商業施設など業種を問わず、異常検知から温度計測、監視など、センサーさえ変更すればユニバーサルラインの利用範囲は広がる。LANとユニバーサルラインを組み合わせた伝送や携帯電波網「FOMA」を利用して遠隔監視できる装置も開発した。また携帯電波網の活用により、山間部など電線のない場所での利用も広がる可能性がある。さらに近年では、直流24ボルトの電源と複数の信号を2本の電線のみで長距離伝送可能な「スマートパワー24」を開発している。原理は時分割多重伝送だ。

今後の展望 :メガソーラーのパネル監視需要が増加

監視用途では、幅広い分野での活用が見込める。人員が限られていることもあり、販売先を一挙に広げるのも難しい。ただ、最近では、メガソーラー(大規模太陽光発電所)のパネルの故障箇所監視のための需要が高まっている。大規模なほど使うパネル枚数も増える。直列で複数パネルをつなげるストリング監視の需要は高まると見ている。今後、買い取り価格が下がるなかで、売電収入を確保するためには、確実に発電させる事が欠かせないためだ。とはいえ、メガソーラー向け需要は一時的なもの。基本的に、システムを違う薬種へと展開する水平展開を中心に据える。

当社の歴史

創立当初は「盤屋」といわれる組み立てを中心とした下請けの仕事でした。徐々に独自の伝送システムを開発、監視システムとしての用途を確立した。鉄道、高速道路、生産現場、大型商業施設などで各種設備の監視に使われています。

他社にはない技術を駆使し、いつまでも使える役に立つものづくりを目指します。

主な事業内容

省配線多重伝送をベースとした遠隔監視システム開発

主な取引先(納入先)

電気設計、施工会社、電設商社、電力、鉄道、高速道路、製造業など

企業概要

企業名
豊中計装株式会社
住所
〒561-0841 大阪府豊中市名神口3-7-13
代表者
小谷 勝也
創業年/設立年
1976年 / 1988年
電話番号
06-6336-1690
FAX番号
06-6333-2451
企業HP

http://www.tk-ul.com

資本金
10,000,000円
主な取引先
東芝・日立・三菱・パナソニック・ソニー・ブラザー工業・ローム・マツダ・ヤンマーコマツ・井関農機等
受賞歴
大阪ものづくり優良企業賞(平成25年度)

特許取得