展示ブース:北館1F 66

株式会社丸ヱム製作所マルエムセイサクショ

主要製品

各種ステンレスねじ

医療機器

自動車部品

代表取締役社長

石本 謙一

事業内容

(株)丸ヱム製作所は「心と心を締結する」を基本理念とし、ねじを中心としたあらゆる締結パーツ・部品や、自動車部品、医療機器(歯列矯正ワイヤ)に関しての商品企画から開発・金型製作・製造・販売まで行う「研究開発型メーカー」です。

製品・技術の紹介

一緒に進めましょう!21世紀のねじ進化に向けて

世界に先駆け製品化 ー マグネシウム合金ねじ

各種ステンレス鋼製ねじ、エンジニアリングプラスチック製ねじをはじめ、あらゆる工業用締結ファスナー類を主力製品として取り扱っています。
その開発技術の応用から、最近では視覚障害者用誘導・警告ブロックなどのエンプラ製品、パーツホーマーやプレス部品等も数多く新しい市場に投入しています。

また、マグネシウム合金やチタン系形状記憶合金等、塑性加工が困難とされていた金属の製品化にも、世界に先駆け成功を収めています。今後も「高強度」「高耐食性」「軽量」「環境」「リサイクル」等を切り口とした新素材のねじや締結部品の開発・製造に全力で取り組み、皆様の新しいニーズを具体的な製品に変え、最高の品質と共にお届けいたします。

マグネシウム合金ねじ

●世界最軽量・マグネシウム合金ねじ
構造材としての実用金属の中で最も軽量のマグネシウム合金で作られたねじは、単に軽いだけでなく、今後さらに拡大するマグネシウム合金部材の締結にとって、同種材であるが故に多くの長所を有しています。「マグネシウム合金部品の締結には、マグネシウム合金ねじが最適です」。丸エム製作所では2004年よりAZ31製ねじの量産を行っていますが、さらに広い分野に応用できるよう経済産業省 基盤技術高度化支援事業を通して、高強度・耐熱性を持つAZX912を用いたねじの開発を行いました。

金属ガラスねじ

締付け取外しの繰り返し使用に強い

高強度でばね数が小さく、内外力比の小さいボルト

金属ガラスの高降伏強度でありながら低ヤング率であるというユニークな特性を利用することで、高強度でばね数が小さく、内外力比の小さいボルトを開発しました。このねじは、従来不可能とされていた金属ガラスの冷間塑性加工(転造)を適用することにより、じん性が付与され、また量産が可能となりました。
さらに、高強度・低ばね定数の特性は、相手材にやさしく、また、ボルト自身にゆるみ難い機能を与えます。
金属ガラスねじは高抗力銅ねじに比べ、1.3倍の強度を有します。また、従来不可能とされていた金属ガラスの冷間塑性加工(転造加工)により、切削金属ガラスねじに見られないじん性を示します。さらにこの表面の圧補応力は疲労強度の向上に寄与することが期待されます。一方、ねじ頭部は高降伏比を維持しているので、締付け取外しの繰り返し使用に強い理想的な機械持性を有します。

歯列矯正ワイヤ

優れた矯正能力と生体適合性

医療分野 – やさしさへの開発

優れた矯正能力と生体適合性を有する反面、安定した成型が非常に困難とされていたTi-Nb系の新素材「GUMMETAL」の製品化に取り組み、独自の線材加工技術および冷間ベンディング加工の確立に成功しました。
さらに、専用に高度化された線材製作設備により、GUMMETALの機械特性(高強度・低ヤング率)を損なうことなく、高精度・低摩擦力の線材製作に成功しました。ラウンド形状はもちろん、スクエア, レクタンギュラ等の異形状の線材から、独自のノウハウを集約したペンディングマシンを駆使し、高精度・高品質アーチワイヤを製作しています。

丸ヱム製作所では、2009年に大阪府より「医療機器製造許可」(許可番号:27BZ200136)を取得。
また、万全の品質管理体制の下全世界へ製品を提供し続けるため、2010年にISO13485の認証も取得しています。

高強度・高耐食性・高じん性

パーフェクトステンレス(PS-550)

ステンレス鋼は「耐食性は良いが強度が出せない」というのが通説でした。唯一マルテンサイト系を用いることにより、強度は出せるものの、耐食性については十分に満足できるとは言い難いものでした。新しい成功技術により開発されたパーフェクトステンレスは、これらの問題を同時に解決した、全く新しい夢のステンレス鋼です。

パーフェクトステンレス

海水に優れた耐食性・耐酸性

マリンステンレス(MS-270)

マリンステンレス(MS-270)

マリンステンレス(MS-270)は、SUS316や二相鋼ステンレスよりも優れた耐塩化物腐食特性・応力腐食割れ抵抗を有する、オーステナイト系ステンレス鋼です。
MS-270がメンテナンスフリーを実現します。

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ねじを柱とする「サポーティング・インダストリー」

日本初、 ステンレスねじの量産に成功!

昭和32年、日本で初めてステンレスねじの量産に成功した丸ヱム製作所。以来、同社は多種多様なねじ・締結パーツ製品を開発し、国内産業の発展に寄与してきた。
製品の使用分野は、住宅・建築建材、船舶、環境機器、家電・弱電・電子機器、自動車等あらゆる産業を網羅しており、近年は太陽光発電や燃料電池といった新エネルギー分野にも進出している。

自慢のステンレスねじ群

ステンレスねじを専門として製品開発に取り組んできた同社。高強度・高耐食性・高靭性を備えた「パーフェクトステンレス」、優れた耐海水性、耐酸性、応力腐食割れ抵抗を持つ「マリンステンレス」等、現場ニーズを確実に捉えた製品を世に送り出してきた。また、汎用オーステナイト系と同等の耐食性・強度を持ち、強磁性によりマグネット工具が利用できる高機能フェライト系ステンレス「SF (スーパーフェライト)-160+a」を開発。
経営姿勢の一つとして「創意工夫によるオリジナル商品の提供」を掲げる松元収社長。このようなステンレスへの多角的なアプローチが同社の真骨頂だ。

樹脂、マグネシウム、チタン......独自製品を続々開発

「常にチャレンジングな姿勢で、責任を持って、自由にそして創造的に行動する」と松元社長が語る通り、丸ヱム製作所では、ステンレス以外の材料にも注目し、長年の経験で培われた技術力を駆使して、次々に独自の製品を作り出している。
例えば、高強度エンジニアリングプラスチックねじの「FASNY(ファスニー)」や、タイルカーペットに取り付けることで視覚障害者を誘導する「ナビマーカー」。これら製品の材料は、ステンレスではなく、ポリアミド系樹脂と呼ばれるものである。

主な事業内容

また比重がステンレスの4分の1と、構造用金属の中で最も軽いマグネシウムを使用したマグネシウム合金ねじは、同社が世界で最初に製品化した。他にアルミニウムやチタンを用いた製品も揃える等、開発力はもちろんのこと、同社のフィールドの広さがうかがえる。
「技術改革や開発におけるねじ業界のリーダーを目指す」と言い切る社長。今後も産業界の「サポーティング・インダストリー」としての重責を担い、顧客の、引いては産業界の繁栄に貢献する構えだ。

ねじ類、冷間プレス・切削部品、高強度樹脂製品、割ピン、工具・金型等の製造販売、アッセンブリー等

企業概要

企業名
株式会社丸ヱム製作所
住所
〒574-0015 大阪府大東市野崎4-7-12
代表者
石本 謙一
創業年/設立年
1927年 / 1951年
電話番号
072-863-0100
FAX番号
072-863-0160
企業HP

http://www.maruemu.co.jp

社長インタビュー記事(2013年当時)(https://www.m-osaka.com/jp/special/000102.html

資本金
157,850,000円
受賞歴
KANSAIモノ作り元気企業100社(平成19年度)
大阪ものづくり優良企業賞(平成21年度)

特許取得、ISO9001認証取得、ISO14001認証取得、ISO13485認証取得

平成24年 2011年度日本機械学会関西支部賞 技術賞受賞
平成24年 知財顕彰事業(大阪府)グランプリ受賞