展示ブース:北館1F 54

株式会社光明製作所コウメイセイサクショ

主要製品

青銅鋳物(CAC406 、CAC902 、CAC906 などの素材)

水道用バルブ・継手、消火ポンプ用鋳物、ボールタップ、電力用鋳物など

代表取締役

金村 哲志

事業内容

(株)光明製作所は、1947年の創業以来、長年にわたって培ってきた銅合金の鋳造技術を活かし、あらゆる業界・分野の様々なニーズに応えた鋳物品を提供。鋳造から、機械加工、検査、組立まで一貫生産体制を完備しています。

製品・技術の紹介

青銅鋳物事業

熟練された技と充実した設備から、高品質な製品を

複雑形状も迅速設計

●お客様の要望に応えられます

得意の鋳造技術(主に青銅鋳物6種及び鉛レス)を活かし、多品種、小ロット生産を実現します。見積から試作品まで迅速に対応します。

3DCAD、3Dプリンターを活用し、スピーディーに試作品を作り、複雑な形状にも対応できます。

顧客満足度向上に向けて

●高品質を保証する装置の完備

鋳込み時、製品と同時にテストピースを採取し、引張り・伸びの機械的性能及び、成分分析を行います。また、接水部分は全数水没試験を実施し、業界でも信頼度の高い製品と評価を貰っています。

発光分析装置、精密万能試験機、3次元測定器など各種の試験装置があり、高品質を担保します。移管型でも対応可能です。

高品質を造り出す工場と人

●認証取得の工場で安心の高品質を提供

光明製作所は、JIS、ISO9001、ISO14001の認証を受け、JWWAの検査及び品質認証工場として登録されています。
また、日本鋳造協会や日本鋳造工学会に所属しており、それらの規格を策定する技術委員会にも参画しています。

職人の技と経験が活かされるのが鋳物事業。光明製作所には、大阪府優秀技能表彰「なにわの名工」の受賞者や日本鋳造協会の「鋳造技士」認定の資格ある社員が在籍しています。

市場ニーズに対応できる生産体制

多様な造形機を設置

自動量産タイプ

(1) 生型 水平割無枠式造型機(ライン造型機)

自動量産タイプ
鋳造可能製品寸法:Φ230×200L
鋳造可能重量:約12㎏/個

半自動小ロットタイプ

(2) 生型 円盤造形機

半自動小ロットタイプ
鋳造可能製品寸法:Φ80×200L
鋳造可能重量:約5㎏/個

手動特殊品タイプ

(3) F1造型機(単発造型機)

手動特殊品タイプ
鋳造可能製品寸法:Φ90×200L
鋳造可能重量:約5㎏/個

鋳造一貫加工を可能にする各種機械加工機

●必要な機械加工も社内で実施

銅合金は耐圧性、耐食性、耐摩耗性、加工性、殺菌性に非常に優れた素材です。

その素材の特性を活かしたモノづくりを目指して、お客様のニーズに合わせてCNC旋盤をはじめとする機械加工機で製作します。

キーワード

#JWWA規格 #サドル付 #給水器具 #給水装置 #ポリエチレン管 #鋳造 #鋳物 #砂型 #仮設配管資材レンタルシステム「リユーズシステム」 #配水用ポリエチレン管 #給水器具メーカー

安全で安心できる水を供給水のオンリーワン企業

日本全国520の地域で使用

光明製作所は昭和22年の設立以来、道路へ布設されている水道管から、各家庭に水を供給するために使用する継手、止水栓等の給水器具を生産してきた。給水器具は寒い地域や暖かい地域、平地や山地等によって、使用条件が変わってくる。そのため、自治体ごとに使用される器具が違う。つまりオーダーメイドで作れることが重要になる。当然、多品種少量生産への対応が必須となるが、同社では設計から鋳造、機械加工、組立、検査まで一貫した体制を構築することで、その地域に合わせた給水器具が提供できる。結果、日本全国520を超える地域で行政の許認可を得るまでになった。

廃棄するしかなかった仮設管をリサイクル

環境意識の高まりに伴い、環境に優しいリサイクルシステムである「リユーズシステム」を導入していることも同社の特長だ。水道管の布設替え工事等で、断水せずに入れ替えを 行う場合、仮設管を用いて施工され、従来工法であれば入れ替え後、仮設管は廃棄されていた。これを何度でも利用できるようにしたのが同社のリユーズシステム。「仮設管も貴重な資源。なんとか再利用できないかと考えた」と金村時喜社長は言う。このシステムは、使用後の仮設管を工場に持ち帰り、洗浄、殺菌、検査をして再度使用するもの。仮設管を必要な時に必要な期間だけ使用できるようにしたことで、廃棄物の問題を解決したうえにコスト削減につながった。さらに寿命を終えた仮設管は粉砕し、ペレット化することで、表示杭や埋設標識シートとして生まれ変わる。
このリユーズシステムは平成16年、関西ビジネス協議会において、「NBK大賞」、平成17年「大阪フロンティア賞」、平成18年財団法人日本ニュービジネス協議会において「JNB大賞・優秀賞」を受賞し、東京、千葉、埼玉等関東圏で採用が決まるなど、確実に評価を上げている。

水道局も保有していない検査装置を駆使

既に各方面で高い評価を得ている同社だが、高い品質を維持し続けるための努力は怠らない。すべての製品にQRコードを付け、製品管理を徹底する一方、プラズマ発光分析装置、発光分析装置、精密万能試験機を保有し、検査装置を駆使して、品質管理に万全を期している。
最近では事業分野拡大の一環として、防災事業への取り組みを始めた。地震など「もしも」の時に備え、飲料水を確保するため、公園等の緊急貯水槽に接続して利用する応急給水栓は、すでに140か所程に納めており、地域住民を支えている。
「時代によって必要とされるものは変わります。そのため、この変化に対応することが重要です。当社も水道から防災まで事業を広げてきましたが、『水をコア』とすることは今後も変わりません。この分野だけはどこにも負けない、こういう気概が大阪のものづくりの原点です。当社は水のオンリーワン企業『小さな巨人』を目指しています」と社長の言葉に力がこもった。

主な事業内容

水道器具、給水栓、給水器具一式の製造・販売、PPジョイントレンチ、仮設配管資材「リユーズシステム」、応急給水栓、戸別メータユニット、ボール式止水栓の製造・販売 等

企業概要

企業名
株式会社光明製作所
住所
〒594-1144 大阪府和泉市テクノステージ1-4-20
代表者
金村 哲志
創業年/設立年
1947年 / 1967年
電話番号
0725-51-3000
FAX番号
0725-51-3100
企業HP

https://www.komei-ss.co.jp

資本金
20,000,000円
受賞歴
匠by繁盛大阪フロンティア賞(平成17年度)

特許取得、意匠権、ISO9001認証取得、ISO14001認証取得