- 積層簡易金型など、納期とコストを考慮した、少量品の最適製作方法で対応
- ３ＤＣＡＤデータの受け入れ
最新設備による高品質な試作品製作が可能
- ネットワーク活用で金属・樹脂切削の同時手配が可能。

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試作専門業者として板金加工部品を中心に製造する。積層簡易金型による絞り加工など、さまざまな簡易製作技術を加えることで予算を抑え、迅速に試作品を製作する。塗装やめっき、溶接などの2次加工も可能なほか、板金だけではなく切削品や樹脂など、他ジャンルの少量多品種の加工部品にも対応可能。また、3次元CADを早くから導入し、CADに精通した熟練技術者や、操作、データ互換などで蓄積されたノウハウを持つ。創業年は浅いが早期に自社ホームページ(HP)を手作りし、顧客を増やしてきた。全国の大企業・中小企業を問わず、これまで約500社以上と取引している。

満潮功社長は「当社に来る要望はスピードがほとんど。社員全員が試作品に対する納期の重要性を認識しており、責任感を持って仕事をしている」と話す。自社内だけではなく、近隣の他企業との試作専門ネットワークを持ち、少量・短納期に対応できる複数ジャンルの協力会社と連携できるため、切削や溶接などの2次加工が必要な試作案件にも迅速に取り組める。対応材科は鉄やステンレスだけではなく、アルミや銅なども可能。多種多様の材料を揃えることで、顧客の要望に応える。

短納期のため業務効率化を徹底する。製作スタッフよりも多い豊富な設備を整え、機械待ちを無くして複数案件を同時に進める。全員がすべての加工ができる多能工を目指し、特急品を受注した場合も全員で各工程を分担し製作する。受注メールデータも共有。図面は注意書きなどの書き込みと共に電子ファイルで保存し、リピート品や類似品の際に図面やデータを探す時間を短縮する。東北地方の顧客からは「遠方のため短納期や打ち合わせが難しいかと思ったが、必要な打ち合わせは電話でして地元の業者以上に納期が早く驚いた」との声もあるという。

これまで電機メーカーなどの工業製品が中心だったが、満潮社長は「開発があるところに私たちの仕事がある」と、成長産業である医療機器やエネルギー分野への拡大を狙う。そのために、毎年3回程度のペースで行っている展示会出展や、「お客さまに響くようなページにしたい」というHPの充実などで情報発信を図り、新規顧客を開拓する。また、平成26年5月までにマシニングセンター用CAD/CAMの導入とオペレーターの採用を行い、複雑な加工とそのスピードアップも図る予定だ。

平成2年、父である先代社長が個人創業しました。創業時からレーザー加工機とCAD/CAMを導入して少量多品種への迅速対応を進め、試作専門業者として事業展開しました。平成13年に3次元CAD、平成17年に2台目のレーザー加工機、平成21年にバリ取り機、平成23年に最新のターレットパンチプレスと画像測定器、平成24年にマシニングセンターを導入するなど、積極的に各種機械を整備しています。

試作専門ネットワークでベスト提案をお約束!

板金部品を中心とする試作品製作

電機メーカー、自動車関連メーカー、医療機器メーカー、エネルギー関連メーカーなど