熱可塑性、熱硬化性プラスチックを用い、自動車や医療機器、光学機器、電子機器などあらゆる分野へ、さまざまな部品を供給しています。売上高の分野別構成比は62%が自動車。寸法精度と生産工程保証が求められる重要保安部品を得意とし、自動車エンジン補機用プーリーは国内すべてのメーカーに納入実績があります。近年は環境負荷低減の取り組みとして、竹含有プラスチックや紙成形などの技術開発にも取り組んでいます。平成7年ベトナム・ホーチミン、平成9年にハノイへも進出しました。
樹脂部品の設計段階から顧客の中に入って材料や形状について意見を述べ、金型設計から成形方法まで総合的にコーディネート。加工面では金属材料などとの複合部品が、技術力の見せ所です。自動車用プーリーでは、「ゲート方式」と呼ぶ独自の流し込み方法を採用した金型で、要望に応えています。さらに熱や超音波、振動による樹脂溶着や各種印刷、アッセンブリーにも対応する体制を整え、営業が率先して依頼に応え、あらゆるネットワークを駆使して解決へと導く姿勢で、顧客の信頼を獲得しています。
若手の育成にも積極的に取り組んでいます。現場での経験を重視しつつ技術を習得させるという考えの下、25年後の100周年に向けて社内の確実なレベルアップが目標です。「人財育成」と「技術伝承」、そして「技術向上」、さらに、新技術の研究・導入も進め、開発・提案型企業を目指します。主力の宮崎工場は、品質と生産性を一層向上し、モデル工場としてその体制をベトナム工場に反映。ベトナム工場では独自の金型製作も始め、コストダウンの取り組みも進めています。今後は、工場の管理能力を高めるための人材教育も本格化する方針。金属部品から樹脂部品への置き換えが進む中、今後は自動車分野で培った高い実績を軸に、医療機器など、「安全」が求められる分野を目指します。
大和合成株式会社
-
代表取締役社長奥野 健太郎
- 住所/〒591-8046 堺市北区東三国ケ丘町5-1-10
- TEL/072-252-1023
- FAX/072-252-7332
- 創業/昭和14年11月
- 設立/昭和18年1月
- 資本金/2,400万円
- 従業員/25人
- HPアドレス/http://www.daiwa-pls.co.jp/