MOBIO-Cafe開催案内

【MOBIO-Cafe】2022/12/02(金) 14:30〜 16:50

【産学連携オフィス リニューアルお披露目イベント第3弾】ここから始まる産学連携『関西大学』Part1 -自立電源を持つ振動センサの開発/立体錯視看板の制作-

≪主催≫関西大学、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

 

ここからはじまる産学連携『関西大学』
-自立電源を持つ振動センサの開発/立体錯視看板の制作-

産学連携で何か新しいことをはじめませんか。

 

新規事業や新技術の開発は、どの企業にとっても関心の高いテーマであり、同時に大きな課題でもあります。


この課題の解決策のひとつが「産学連携」であり、MOBIOには、先進的な研究成果を実用化、社会実装するために企業との連携に意欲的な大学・高専が多く集っています。


今回は、企業規模を問わず数多くの産学連携実績を持つ関西大学から、実用化に近い研究シーズをピックアップして、2回にわたってイベントを開催します。


パート1は、『自立電源を持つ振動センサの開発』『3次元錯視を利用した立体文字看板の制作』がテーマです。


ぜひこのイベントにご参加いただき、貴社の新しい取り組みのきっかけにしてください。


また、本イベントは、この8月にリニューアルオープンした「産学連携オフィス」のお披露目もかねて、新設されたセミナールームで開催します。

当日は、ぜひ会場にお越しください! 


【日 時】令和4122日(金)14:30~16:50(14:00受付開始)

      ◆ シーズ発表(14:30~16:20) ◆ポスターセッション(16:20~16:50) 

【場 所】クリエイション・コア東大阪 南館2階 セミナールーム

     (オンライン参加も同時受付)

【定 員】会場参加:30名(先着順・要事前申込)、オンライン参加:定員なし

【対 象】中小企業等

【参加費】無料
【申 込】会場での参加の申し込みページURL

      https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=38914

     

     ◆オンライン参加の申し込みページURL

      https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=38913

【問合先】MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)担当:山田、佐々木

     TEL:06-6748-1054 E-mail:mobio_gijyutsu@obda.or.jp

【関連イベント】Part2-粉末冶金技術をベースとした新材料開発 / IoT化した視覚障がい者用白杖-(12/21)


【発表詳細】

タイトル:

橋梁の健全性診断のための自立型振動センサの開発

内容:

橋梁の健全性をリアルタイムに判断するシステム向けに、超磁歪材料を用いた振動センサを開発しました。このセンサは橋桁と橋脚の間に挟むように設置し、橋桁の変位を受けて発電する仕組みです。大きな電力を取り出すことができるため、センサとして利用していないときには発電機として二次電池に発電電力を充電し、その電力を利用してシステムの回路の駆動やデータの通信ができるのではないかと考えています。このデバイスを適切に大型化することにより、十分高い発電電力が得られると期待されます。

キーワード:
橋梁の健全性診断、通行車両判別、橋上の渋滞検知
発表者:

関西大学 システム理工学部 機械工学科

教授 小金沢新治

1991年 (株)富士通研究所入社後、2012年関西大学に着任。

専門はメカトロニクス。

参考URL:

http://www2.kansai-u.ac.jp/sekkei1/index.html


タイトル:

3次元錯視を利用した立体文字看板の制作

内容:

逆遠近錯視を使った人目をひく立体看板を制作しました。看板の前で体を動かすと立体文字が歪んで動いて見えます。

凹凸のある面に逆の奥行のパタンが描かれていると、脳はパタンの情報を元に反転した凹凸面であると認識します。その状態で、体を動かすと、動きによって変化する視覚情報が矛盾するため、無意識の内に図形が歪んで動いていると解釈します。トリックアートの分野では古くから使われてきた技法ですが、我々はこれまでに、逆遠近錯視を用いて、錯視のメカニズム、錯視強度の評価と強度に及ぼす要因、脳活動などについて研究を行ってきました。
本研究では、これらの成果を情報発信に生かすことを検討しました。製造が容易な立体文字のモデリング、デジタル造形により生産するための方法、データ作成、加工や展示方法等について検討し、アルファベットの大文字28文字について、デジタル工作用のデータを作成しました。2021年度より、株式会社ショウワとの共同開発により、板金の加工により耐久性の高い看板の制作が可能となりました。現在は、数字やひらがななどアルファベット以外の文字についても検討を進めています。

キーワード:
製品の広告、案内看板、イベントでの展示等

発表者:

関西大学 総合情報学部 総合情報学科

教授 林武文

1985年 NTT電気通信研究所
1989年 ATR国際電気通信基礎技術研究所(出向)
1994年 関西大学総合情報学部助教授
2001年 より現職。CGとヒューマンインタフェースが専門。

参考URL:

https://www.kansai-u.ac.jp/ja/assets/pdf/about/pr/press_release/2022/No29.pdf