MOBIO-Cafe開催案内

【MOBIO-Cafe】2022/12/21(水) 14:30〜 16:50

【産学連携オフィス リニューアルお披露目イベント第3弾】ここから始まる産学連携『関西大学』Part2 -粉末冶金技術をベースとした新材料開発 / IoT化した視覚障がい者用白杖-

≪主催≫関西大学、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

 

ここからはじまる産学連携『関西大学』
-粉末冶金技術をベースとした新材料開発 / IoT化した視覚障がい者用白杖-

産学連携で何か新しいことをはじめませんか。

 

新規事業や新技術の開発は、どの企業にとっても関心の高いテーマであり、同時に大きな課題でもあります。


この課題の解決策のひとつが「産学連携」であり、MOBIOには、先進的な研究成果を実用化、社会実装するために企業との連携に意欲的な大学・高専が多く集っています。


今回は、企業規模を問わず数多くの産学連携実績を持つ関西大学から、実用化に近い研究シーズをピックアップして、2回にわたってイベントを開催します。


パート2は、『粉末冶金技術をベースとした新材料開発 』『IoT化した視覚障がい者用白杖』がテーマです。


ぜひこのイベントにご参加いただき、貴社の新しい取り組みのきっかけにしてください。


また、本イベントは、この8月にリニューアルオープンした「産学連携オフィス」のお披露目もかねて、新設されたセミナールームで開催します。

当日は、ぜひ会場にお越しください! 


【日 時】令和41221日(水)14:30~16:50(14:00受付開始)

      ◆ シーズ発表(14:30~16:20) ◆ポスターセッション(16:20~16:50) 

【場 所】クリエイション・コア東大阪 南館2階 セミナールーム

     (オンライン参加も同時受付)

【定 員】会場参加:30名(先着順・要事前申込)、オンライン参加:定員なし

【対 象】中小企業等

【参加費】無料
【申 込】会場での参加の申し込みページURL

      https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=39177

     

     ◆オンライン参加の申し込みページURL

      https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=39178

【問合先】MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)担当:山田、佐々木

     TEL:06-6748-1054 E-mail:mobio_gijyutsu@obda.or.jp

【関連イベント】Part1「-自立電源を持つ振動センサの開発/立体錯視看板の制作-」(12/2)


【発表詳細】

タイトル:

粉末冶金技術をベースとした新材料開発と物性評価

内容:

本テーマでは少量・小ロットながら多彩な新規材料の開発をめざしています。新規材料開発プロセス(フロー)のどの部分に強みが出せるかを意識しながら、同じような形態の研究テーマと連携することでさらなるレベルアップをめざします。
例えば、特殊な機能性評価に特化しているようなグループと連携できれば、ユーザーに訴求する魅力的な材料開発の幅を広げることができます。
具体例:硫化物の熱電特性を利用した摩耗センサ開発
・メンテナンスフリーや長寿命化の要請で部材レベルのセンシングが必要
・しかし、金属部材単体でのセンシングは困難
・そこで、熱電変換能を有する固体潤滑剤にセンシング機能を付与
→半導体の性質も有する硫化物を単体あるいはp型、n型で接続することで起電力が発生
→結果的に、固体潤滑剤である硫化物で起電力発生

キーワード:
金属粉末/樹脂/硫化物/試作評価
発表者:

関西大学 システム理工学部 機械工学科

准教授 佐藤知広

関西大学大学院博士課程後期課程工学研究科を経て2007年4月より株式会社栗本鐵工所に入社。

2015年4月より関西大学システム理工学部助教、2017年4月より現職。材料工学が専門。

参考URL:

https://www.youtube.com/watch?v=O2X_pDtG2gU


タイトル:

実用的にIoT化した視覚障がい者用白杖

内容:

歩行者ITSの開発時に多くの視覚障がい者用白杖に関する提案がなされたましたが、十分に実用化されたとは言い難い状況が続いています。以前に出願した特許(公開番号2007-143724)を含め多くの提案において、位置の特定にはGPSを利用することが想定されていました。日本版GPSである「みちびき」の運用により位置情報の高精度化が期待されていましたが、歩行者のナビゲーションシステムとして利用するには、未だに困難であるように思います。
そこで、視覚障がい者のQOLをできるだけ早く改善することを目的に、商業施設や交通機関などの屋内環境での使用に限定し、利用者の利便性と施設管理者の利用状況情報の取得の簡便性を目指し、実用性を重視した工夫を加えました。キラキラ輝く未来を目指すIoT化というより、極近未来を便利にする「使えるIoT化」を目指しました。少しでも視覚障がい者のQOL改善に役立てば幸いです。

キーワード:
QOL改善/商業施設/公共交通機関

発表者:

関西大学 システム理工学部 機械工学科

准教授 倉田純一

関西大学工学部機械工学第二学科助手を経て、現職。

制御工学・生活支援工学が専門。

関西大学・大阪医科薬科大学医工薬連環科学教育研究機構長も兼任。

参考URL:

https://gakujo.kansai-u.ac.jp/profile/ja/fbcaQf0801cjad)020c1d0ce8f3ff.html#16