MOBIO-Cafe開催案内

【MOBIO-Forum】2023/02/16(木) 14:00〜 16:30

MOBIO産学連携オフィス テーマ別合同シーズ発表会 「製造現場編」

ものづくり現場に活用できる研究シーズを見逃すな!

2025年の大阪・関西万博を控え、大阪の製造現場はにわかに活気づいています。
今回のシーズ発表会は「製造現場で活用できる研究シーズ」をご紹介。

長年、ものづくりの研究で最前線を走ってきた東北大学と大阪が誇る公設試のORIST(大阪産業技術研究所)の研究シーズを発表します。
ぜひご注目ください。

【日 時】令和5
216日(木)14:00~16:30(13:30受付開始)

      ◆ シーズ発表(14:00~15:50)◆ ポスターセッション(15:50~16:30) 

【場 所】クリエイション・コア東大阪 南館2階 産学連携オフィス セミナールーム

【定 員】30名(先着順・要事前申込)

【対 象】ものづくり中小企業等

【参加費】無料
【申 込】https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=39795

【主 催】MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

【共 催】東大阪市、公益財団法人東大阪市産業創造勤労者支援機構

【問合先】MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)担当:志岐、山田、佐々木

     TEL:06-6748-1054 E-mail:mobio_gijyutsu@obda.or.jp


【プログラム】

14:00 開会挨拶

14:05 シーズ発表(1)
    「導電金属材料の仕組みと利用」
    東北大学 金属材料研究所 附属新素材共同研究開発センター
    准教授 千星 聡 氏

14:50 小休憩

15:00 シーズ発表(2)
    「大阪産業技術研究所「3D造形技術イノベーションセンター」の概要と

     金属3D積層造形プロセスの特長を活かした材料開発」

    地方独立行政法人大阪産業技術研究所 加工成形研究部
    主任研究員 木村 貴広 氏


15:45 事務局からのご案内

15:50 名刺交換・ポスター展示、個別相談会

16:30 閉会


シーズ発表(1)の詳細

<タイトル>
導電金属材料の仕組みと利用
<発表者>

千星 聡 氏
東北大学 金属材料研究所 附属新素材共同研究開発センター 准教授

研究室・技術シーズ URL

<経歴>
2003年公立大学法人大阪府立大学助手任用.2009年東北大学金属材料研究所講師を経て、2013年より現職。
金属組織制御学・材料加工プロセス工学が専門。日本金属学会査読委員、日本銅学会研究委員等兼任。
<特許>
あり

<研究シーズの概要>

導電材料とは電気を種々の分野で利用するために電流を、特定の個所に伝え導くのに用いられる材料である。
電流をできるだけ小さい損失で伝える必要があるので、まず第1に電気抵抗率が小さいことが要求される。
金属材料では銀が最も電気抵抗率が小さく、次いで銅、金、アルミニウムの順に大きくなる。
銀は高価であるから,工業的には銅が導電材料として最も広く使用されている。
銅はそのままでは強度が低いので、多くの場合、電気抵抗率があまり上昇しない程度に少量の合金元素を添加した上で熱処理を施して使用する。
ここでは、身の回りにある導電金属材料(主に銅合金およびアルミニウム合金)に関する基本事項および最新の技術を紹介する。

<研究シーズの特長>
強度、加工性、軽量性、耐食性を兼備した導電金属材料を紹介

<想定される用途>

・高強度導電材料(電子素子用通電材料)
・軽量導電材料(車載用通電材料)
・熱伝導性材料(熱交換材料)


シーズ発表(2)の詳細

<タイトル>

大阪産業技術研究所「3D造形技術イノベーションセンター」の概要と

金属3D積層造形プロセスの特長を活かした材料開発

<発表者>

木村 貴広 氏
地方独立行政法人大阪産業技術研究所
加工成形研究部 主任研究員

研究室・シーズ等 URL

<経歴>

大阪大学大学院工学研究科 博士後期課程修了 博士(工学)
技術士(金属部門,総合技術監理部門)
民間企業にて9年間勤務した後,2013年に(地独)大阪産業技術研究所(旧:(地独)大阪府立産業技術総合研究所)入所。

金属3D積層造形に関する材料研究および応用技術開発に従事。

<特許>
なし

<研究シーズの特長>

金属3D積層造形法(3Dプリンティング)は、複雑な形状を比較的短時間で造形できるため、多品種少量生産のための工法として注目されています。

公設試験研究機関である(地独)大阪産業技術研究所では,2021年4月に金属3D積層造形を用いたものづくりに関する種々の要素技術を一気通貫に研究開発・技術支援できる総合機関として「3D造形技術イノベーションセンター」を和泉センター内に開設しました。
本講演では、当所における金属3D積層造形の技術支援体制について紹介するとともに、当所が注力している同技術の特長を活かした高機能アルミニウム合金の材料開発事例について解説します。

<想定される用途>
軽量構造部材や熱制御部品(航空宇宙、産業機械、自動車分野など)


【ポスターセッションについて】

シーズ発表に関するパネル等の展示を行います。

各発表者がブースにて対応しますので、お気軽にご覧ください。
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