MOBIO-Cafe開催案内

【MOBIO-Forum】2023/10/03(火) 14:00〜 16:30

【MOBIO-Forum】MOBIO産学連携オフィス テーマ別合同シーズ発表会-デジタル技術編-

MOBIO産学連携オフィスでは、中小企業のみなさまの技術開発や技術の高度化を支援するため、大学・高専との産学連携を推進しています。


今回は、MOBIO産学連携オフィスと連携している大学・高専より、

・クラウドAIによる自動応対技術や生産技術の知能化

・ドライバーモニタリングシステム機能による予防安全技術

・センサーネットワークを活用したビッグデータ解析による測定結果の見える化
・ドローン画像を用いた機械学習による画像処理

・ソーラーブラインド光の高感度検出による水中での光通信や物体検知
について応用することができる研究シーズの発表を行います。


会場では、シーズ発表に関するパネル等の展示も行いますので、ブースにて発表者と直接お話しいただくことも可能です。

この機会にぜひご参加ください。

対象者

  • ものづくり中小企業等

開催概要

開催日時 令和5年10月3日(火) 14:00~16:30
開催場所 クリエイターズプラザ 技術交流室B(クリエイション・コア東大阪 南館3F)
定員

40名

※満席になり次第、締め切ります。

※ユーザー登録1件につき1名様しか参加できません。

申込締切日 令和5年10月2日(月)
料金 無料
お問合せ先 公益財団法人大阪産業局 MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

〒577-0011
大阪府東大阪市荒本北1-4-17 クリエイション・コア東大阪北館1F

【担当】佐々木・山田
【TEL】06-6748-1052
【E-mail】mobio_kanri@obda.or.jp
【受付時間】月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始除く)

プログラム

  • 14:00 <講演Ⅰ>
    クラウドAIを用いた応対サービスロボットの迅速開発
  • <登壇者>
    甲南大学 知能情報学部 教授 梅谷 智弘 氏

    クラウドコンピューティング、AI技術の発展により、サービスロボットシステムをシステムインテグレーション技術によって迅速に開発できるようになった。
    本発表では、本技術の適用事例として、卓上コミュニケーションロボットを用いた図書館ヘルプデスク支援ロボットシステムを紹介する。
    音声対話インタフェースを用いた図書館ロボットを導入することで、コンピュータが苦手な利用者でも図書館が提供する情報サービスを利用者自身で利用できるようにすることをめざして開発した。
    大学図書館での長期運用や公共図書館での実証実験などを行い、有用性を検証している。

  • 14:20 <講演Ⅱ>
    エンジン音の音像変化による覚醒度向上手法の開発
  • <登壇者>
  • 大阪産業大学 工学部 交通機械工学科 准教授 伊藤 一也 氏
  • 近年、死亡事故における漫然運転や過労運転の割合は漸減もしくは増加傾向にある。
    漫然運転や過労運転による事故を防ぐためには、ドライバーの覚醒度が低下した場合に適切な方法で覚醒度を向上させることが重要となるが、警報音を用いて覚醒度低下の警告を促す場合、煩わしさなどの影響を生じる懸念がある。
    そのため、ドライバーが運転中常に聴いているエンジン音に音像変化を付加してドライバーへ提示する手法を開発し、エンジン音の音像表現による覚醒度向上効果は警報音と同等であることが示された。
  • (休憩:10分程度)
  • 14:50 <講演Ⅲ>太陽光型植物工場における平面分布解析・見える化IoTシステム
  • <登壇者>
  • 奈良工業高等専門学校 情報工学科 准教授 岩田 大志 氏
  • 太陽光型植物工場(ビニールハウス)の中で、成長を促すためには湿度とCO2管理が重要である。
    そのため、我々は工場内部の環境の不均一性を見える化するIoTシステムを開発している。
    工場内部に9台のセンサノードを設置し、センサネットワークを構築し、クラウドにアップロードした情報に対してビッグデータ解析を行うことで未計測点の環境情報を推定している。
    また、測定結果をリアルタイムでカラーマップ表示するなど、見える化のためのWebアプリケーション開発も行っている。
  • 15:10 <講演Ⅳ>農業のためのドローンの空撮画像を用いた画像処理

  • <登壇者>
  • 福井大学 工学系部門知能システム講座 講師 築地原 里樹 氏
  • 近年、ドローンで撮影された田畑の空撮画像を用いて機械学習を使い、雑草を認識する研究が進められているが、機械学習を行うためには大量なデータを収集する必要がある上、微小な雑草のデータを収集することは困難である。
    本研究では、育成初期の大豆圃場のドローン画像を対象とし、作物や雑草の色彩情報を利用したアサガオの画像データ収集、アノテーションの自動化を行い、機械学習を用いてアサガオを検出するまでの工程の自動化をめざす。
  • 15:30<講演Ⅴ> ソーラーブラインド深紫外光通信に向けた酸化ガリウム受光素子の開発
  • <登壇者>
  • 和歌山大学 システム工学部 材料工学メジャー 准教授 宇野 和行 氏
  • 地球の大気圏にあるオゾン層で吸収されるために、地上に届いていない、波長200-280nmの紫外光をソーラーブラインド光という。
    昼間の強い太陽光に隠れることがなく、水中での直進性が高いことも特徴である。
    ソーラーブラインド光が高感度に検出できると、火炎のリモートセンシング、船舶間の空間光通信、水中での光通信や物体検知が可能となる。
    α型酸化ガリウムはソーラーブラインド光のみに感度をもっている材料である。
    本発表では、独自技術で高品質のα型酸化ガリウム薄膜を結晶成長し、実際に光検出器を作製したところ、非常に高感度なものが作製できたという結果について紹介する。

  • 15:50 名刺交換・ポスター展示、個別相談会
  • 16:30 閉会

登壇者プロフィール

合同シーズ発表会(甲南大学:梅谷教授).jpg

梅谷智弘(うめたに ともひろ)氏

甲南大学 知能情報学部 教授


2004年大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程修了。
2008年より、甲南大学知能情報学部にて、ロボット学やシステムインテグレーションに関する教育や研究に従事している。
特に、空間知能化システム、実世界情報サービスを研究対象とし、サービスロボットシステムの長期運用など実証実験にも取り組んでいる。




合同シーズ発表会(大阪産業大学 伊藤先生).JPG伊藤 一也(いとう かずや)氏

大阪産業大学 工学部 交通機械工学科 准教授

1999年より自動車メーカーの商品開発部門で人間工学実験に従事。
2017年電気通信大学大学院情報システム学研究科社会知能情報学専攻博士後期課程修了。
2017年より一関工業高等専門学校にて交通機械の機械設計、ヒューマンファクタの研究に従事。
2021年より現職、交通機械のヒューマンインターフェイスに関する研究に従事。
10年後に起こりうる社会問題の解決に資するインターフェイスなど、情報工学を応用した新技術を研究対象としている。




合同シーズ発表会(奈良高専・岩田先生).jpg岩田 大志(いわた ひろし)氏

奈良工業高等専門学校 情報工学科 准教授

2011年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。
ディジタル回路のテスト技術開発、IoTシステム開発に取り組む。
特に、農工連携を対象としたセンサネットワーク構築やセンシングデータの解析を中心にIoTシステムの研究開発を行ってきている。






合同シーズ発表会(福井大学・築地原氏).jpg築地原 里樹(ついちはら さとき)氏

福井大学 工学系部門知能システム講座 講師

2018年6月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。
2018年7月東京理科大学理工学部機械工学科ポストドクトラル研究員。
2020年3月福井大学学術研究院工学系部門知能システム工学講座助教。
2023年4月同大学講師。主として、ヒューマノイドロボティクス、農工連携空撮画像処理の研究に従事。博士(工学)。



20230828_宇野和行.jpg宇野和行(うの かずゆき)氏

和歌山大学 システム工学部 材料工学メジャー 准教授

1995年3月京都大学大学院工学研究科電気工学専攻科博士後期課程修了、1997年より和歌山大学勤務。
分子線エピタキシ法を用いた化合物半導体による量子効果デバイスの研究に続き、ワイドギャップ酸化物半導体の研究を行っている。
現在はグリーンテクノロジの分野に貢献するべく、ミストCVD法を用いた酸化ガリウム系材料を中心に研究を行っている。





主催

MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)

共催

東大阪市、公益財団法人東大阪市産業創造勤労者支援機構

※お申込みいただきました情報は、主催者であるMOBIO、共催者である東大阪市、公益財団法人東大阪市産業創造勤労者支援機構で共有いたします。

注意事項

会場には、専用駐車場はございません。ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。
お車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場をご利用ください。