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元気な企業、チャレンジの軌跡

町工場でも世界をめざすものづくりができるはず!
100%下請け企業から脱却した金属加工会社のチャレンジの軌跡をご紹介します。

挑戦:大阪の町工場とコラボし、見本市に自社開発のチェス駒を出品。
結果:挑戦に無駄はない。販売以外の想定外の効果が現れ始めた。

ダイス鋼の駒にはビゼンが得意とする丸物金属加工の技術が活かされている。

 高硬度なダイス鋼の加工技術に定評のある株式会社ビゼン。しかし米中貿易摩擦などの影響で業績は低迷。次の一手を模索しているとき、大阪の町工場が集まってB to C向けの商品を開発し、東京インターナショナル・ギフト・ショーへ出展する話が持ち上がりました。「丸物金属加工を活かした技術で何ができるか? 思いついたのがチェス駒でした」 と取締役社長の西山高史さんは語ります。
 残念ながら一般人向けのギフトショーでは「綺麗だね」 という感想に留まりましたが、動きはその後に現れます。「2020年からMOBIOの3活 『展活』『デジ活』『社長の部活』すべてに参加していたため、展示会参加に積極的になっていました」 と西山社長。その後、展示会にもチェス駒を展示しました。
 ダイス鋼の駒には切削、研削、ワイヤー加工、高硬度品のラップやコーティングなどの見事な技術が詰まっています。専門家の目の色が変わり、「これができるならこんなことはできませんか?」 という相談が増えました。チェス駒はビゼンの技術を具現化する商品となり、同時に待ちから攻めの営業へ企業マインドをシフトするきっかけともなったのです。

MOBIO常設展示場出展企業 ブース:1F-17
株式会社ビゼン
(東大阪市寿町3-25-12)
MOBIO展示のページ
http://www.bizen-net.com/

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